かつては、草刈り場で草をとり馬に与え、薪取りをするなど日々の営みで里山暮らしがで保たれ、共有林などの存在によって人と動物との心地よい距離感が守られてきました。しかしそれらが失われた現代、薮になった暗い森が裏山に迫り、動物の気配を恐れ、日々耕作放棄地の草刈りに追われ、水が出たり斜面が崩れたりと多くの課題を抱えています。
生物多様性の森づくりや現代版の共有地であるコモンズの森づくりの専門家、坂田昌子さんと森を歩き、草刈りを減らし人や動植物にとっても心地よい山際の生物多様性豊かな森の手入れを「ずくなく」保つ方法を一緒に考えましょう。豊かで健康な自然とは、人と動植物が同じ場で共存しながら、そのままでも安定してさらに良くなっていく場所なのです。
山と人の暮らし
〜 心地よい繋がりを創るには 〜
< 日 時 >
8月3日(土) 13:30-15:30
< 場 所 >
木曽町開田高原 ドイツトウヒの森
木曽町開田高原西野5227-52
< 参加費>
木曽町民 :無料
町外参加者:3,000円
⚪︎学べる3つの知恵・視点
1 . 動物と人間社会の距離の取り方
2 . 水害や土砂崩れを防ぐ
伝統的な土木工法
3 . 草を安定させる草刈り法
< ゲスト >
坂田昌子さん
生物多様性ネイチャーガイド /(一社)コモンフォレスト・ジャパン理事。生物多様性の保全に尽力し、日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約COPや地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。高尾山の自然環境保全を中心に、生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。生態系を読み解きながら行う伝統的手法による環境改善ワークショップを全国各地で開催。
開田高原「ドイツトウヒの森」は65年ほど昔、開田高原に入植開墾した方が自らの私有地にコツコツと創り上げてきたドイツトウヒ林を中心に、いくつもの池や広葉樹の森に囲まれる美しい森です。
木々の根元にはベニバナイチヤクソウなどの山野草が群生し、池には水鳥が集まり、リスなどの小動物も暮らす心地よい森となっています。
故人の想いを受とめて、次世代の私たちがこのドイツトウヒの森の舞台に知恵や技を学び、ご自身の身近な森作りに活かしてみませんか?
< 申込み >
下記よりお申込みをお願いいたします。
この日は、音楽のイベントが開田高原で2つ開催されています。
なんか賑やかそうなので、是非どこかしらにお出かけください。
また翌日4日にも、ドイツトウヒの森にてイベントがありますので、ぜひこちらも合わせてお楽しみください。
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