にぎりしめると水が溢れ出る「泥炭」
左 国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表 坂田昌子
右 NPO法人地球守代表理事・一般社団法人環境土木研究所代表 高田宏臣
「湿原は、林になろうとしている」
そう語る坂田昌子さん
「平地でやる事と重要な場所でやる事が同じ基準でやる事自体に問いかけなきゃいけない」
そう語る高田宏臣さん
高田さんの土中環境・環境土木の視点と坂田さんの生物学・生物多様性の視点。
異なる視点からみた御嶽山の田ノ原湿原。
2人には、どう視えたのか?
わずかに残された湿原の後
敷かれた砂利と永続しないゴムの仕切り板
敷かれた砂利が流れ込む谷筋
新しく建設中のビジターセンター見つめる高田さん
本来湿地にはない植生がたくさん
左から ヨモギ オオバコ アザミ
厳しい調査結果となりましたが合間は、笑顔あふれる楽しい現場でした
2022年7月1日から3日にかけて行われた長野県王滝村 御嶽山田ノ原湿原の環境調査。
生物多様性の視点による調査から浮かび上がった現代土木の開発が与える自然への影響を多くの方に伝えるため急遽、高田さんと坂田さんによる対談報告会が開催されました。
対談の冒頭で「1950年から今に至る間に地球上で80%の湿原が消えた。わずか20%の中の一つが田ノ原湿原」とお話ししていました。
そんなにも失われ、そんなにも大切な場所だったのかと再認識し、この地で活動していく意義をとても強く感じました。
今回の対談の様子が動画になっております。
約20分のショートver.です。
ぜひこちらをご覧下さい。
YouTube
私たちは、御嶽山田ノ原湿原を蘇らせる最善の策を模索し、実行していきます。
そこで、今後の活動を続けていくためにご寄付のお願いです。
寄付の返礼と致しまして2022年7月3日に行われた【高田宏臣×坂田昌子「御嶽山 田ノ原湿原について語る」】の対談全編を視聴出来るURLをお送り致します。
今後の予定
・8/4坂田昌子さん 調査費・交通費
・8/19 王滝村村長との会談 宿泊・交通費
・継続的調査の為の費用
現在、このプロジェクトは、イベント参加費・地球守基金・寄付で運営しております。
活動にも制約があるなか有志のメンバーで活動を続けています。
今後とも継続してご支援くださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。
御嶽山de再生ツアープロジェクト
地球守 理事
畠山智明
*この活動は地球守活動基金により一部支援いただいています。
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